有限会社 Atelier Dream
花という心の道具を使って 人に感動を与える仕事
代表取締役
南木 智子
日常生活にもっと花や緑を ショップから楽しさを発信
『Atelier Dream』は、宇都宮市錦にあるフラワーショップです。本店1階では生花や鉢物、ガーデニング用品、インテリア雑貨や輸入菓子なども取り揃えました。花のある生活により彩りを添え、楽しんでいただくためのさまざまなアイテムを用意し、センスと技術を身につけた自慢のスタッフたちが、お客様の期待に答える豊富なアイデアをいかして、毎日活躍しています。
2階はアートフラワーとブリザーブドフラワーの製作ルーム、フラワーレッスンルーム、ウェディングフラワーの打ち合わせサロンになっています。3階は、ブーケを保存するドライ加工事業部『花工房ラ・ミディ』です。
プロセスを大切に 思い出を心に刻むお手伝い
私は国内外の専門学校でフラワー装飾の勉強を重ね、フラワーショップとスクールの経営、ホテルバンケットホール、レストラン、企業などのレセプションのデコレーションを手がけています。
ウエデイングプロデュースはドレスや会場、季節、シーンに合わせて、花嫁の思いをかなえる、幅広い提案力のあるスタッフたちと年間800組の装飾に取り組んでいます。 たとえばブライダルの装花と言いましても、生花やアートフラワー、ブリザーブドフラワーを使い、用途もウェディングブーケ、メインテーブルやゲストテーブルの装花、会場装花、二次会のパーティと多種多様です。全体のプロデュースの場合も、ブーケだけのご注文の場合もあります。どんな場合でも、幸せな思い出を作るお手伝いですから、喜びを演出する花で飾って差し上げたいと思うのです。打ち合わせをもとに、「この人にはこういうものを作りたい」とイメージをふくらませ、心をこめて制作しています。
私がなによりも大切に考えていることは、ウェディングセレモニーが完成するまでのプロセスです。お世話になった両親に贈るアレンジフラワーを新郎新婦が制作するレッスンや、ドレスに合わせたブーケなどのブライダルアイテムを、自分の手でつくっていただくプライベートレッスンで、結婚式までの時間も、大切な思い出にしていただくよう心がけてお手伝いをさせていただいております。
花には多様な美しさの形が あることを伝えていきたい
『花工房ラ・ミディ』では、ブーケなどのドライフラワー加工を行っています。特殊技法を用いるドライフラワー加工は花の色や形そのままに、完成品はガラスドームや専用の3D立体額に入れ、密閉状態にするため長持ちします。全国から送られてくるブーケを一つひとつ丁寧に、確実にスタッフたちの手でつくりあげていますが、おかげ様で2万件を超えるご注文をいただくようになりました。最近は、プロポーズのときにいただいたブーケや、記念日にいただいた花束をドライ加工に希望される方も増えてきました。 記憶に残る新郎新婦の大切なブーケを、そう思うと本当に真剣にアレンジをしなければなりません。
フラワーアレンジメントの教室も、創業時から続けております。生花やアートフワラー、プリザーブドフラワーのオリジナルアレンジを、少人数クラスや個人レッスンで細かく丁寧に教えています。花の美しさにはさまざまな形があることを伝え、花を愛する人が増えてライフスタイルを変えるお手伝いができることが私たちの理想です。
2010年には、アメリカフローラルデザイナー協会の会員に認定されました。4時間で6つのカテゴリーの装花を完成させるという厳しい試験でしたが、合格したことで、海外でも自分の仕事が認められたと誇らしく感じたものです。
幸せそうに花をお持ちになるお客様にお会いするたびに私たちも嬉しい気持ちになります。いつも人生の心に残る瞬間を、花をとおしてすべての人や企業の皆様に感じてほしいと願っています。
毎日忙しく頑張っているスタッフたちとたくさんの人に支えられて今の自分があります。少しでも恩返しができるよう、今私ができることを、やり遂げようと思っています。
お客様にとって最高のフラワーコーディネートの提案と技術で豊かな時間を広げていきたい、そう考えています。そしてこれからは、少し自分の時間も大切にしたいなと感じています。