すみれ会

すみれ会 栃木県女性経営者100人

リッチ オリオン通り店

お客様が喜ぶ顔を見たい。その一心で10年。素敵なモノの橋渡しを通して街を元気に!

代表

緑川 正美

店舗運営、ネットショップ、 出張鑑定と幅広く展開

このオリオン通りに店を構えて12年目を迎えます。それ以前はここでエステティックサロンをやっていました。そこへ隣が空いたというので、もう一つお店を、と思って始めたのがそもそものスタートです。どんなお店にしようかと考えた時に、やはり女性が喜ぶものを扱う店にしたいと思い、リサイクルショップを始めました。

しばらくは2足のわらじで2店舗を経営していましたが、いろいろな品物を扱うこちらの仕事のほうがやりがいも大きいと感じて一本化しました。ここ最近はリピーターのお客様も増えてきて、ようやく知名度も上がってきたかなと手応えを感じています。地道にコツコツと必死にやってきたことが今に繋がっているのだと思います。


ビジネスとしては店舗での買取り・販売だけでなく、ネットショップも運営しているので、そこでの買取り・販売、さらにお客様のお宅に出かける出張買取りも行っています。持ち込まれた品物の鑑定をし、きれいにクリーニングし、写真を撮り、ネットに情報を上げて、商品を発送して、とやることがたくさんあるので大変といえば大変ですが、お店にいらした方とのやりとりがとても楽しくて、「ここで売って(買って)よかった」という声をかけていただくと、もうそれだけで充分報われる思いです。

お客様の満足度に直結する 真贋の見極めに自信

リサイクルショップは可愛いくてきれいな物に囲まれているので楽しそうに見えますが、真贋を見極めなければならない厳しい仕事です。これはもう毎日が勉強の連続です。今何が求められているのか、流行のものは何か、常にウォッチしていなければなりませんし、相場もリサーチしなければいけません。きちんと真贋を見極めることはお客様の満足、幸せにも繋がるわけですから、疎かにできません。他のリサイクルショップと比べてもひけを取らないと自負しているのはダイヤ等の宝石鑑定ですね。あと、ヴィトンのバッグなどきれいでお値打ちのバッグが充実していると思います。


もう一つ力を入れているのが出張鑑定です。お店に来るのは緊張するという方、忙しくてお店まで行く時間がないという方、重い物は持って行けないという方、そして終活の一環で身辺整理をしたいという方もいらっしゃいます。そんな方のお宅に行き、いろいろお話を伺いながら一つひとつ査定します。もちろん査定は無料です。


リサイクルショップというと、高級ブランドの売り買いだけに目を向けられがちですが、それだけではないんです。意外に身近に売れる物があることを皆さんご存じない。例えば終活や遺品の整理などの場合、二束三文で持って行かれたり、逆に処分代を取られてしまうこともありますが、そんなことはないんです。押入の中にしまい込まれている贈答品はもちろん、ブランドの空箱や袋だけだって売れます。また、せっかく気に入って購入したいい物なのに、飽きてしまったといってそのまま放置されているのももったいないと思います。そういう品物を売って、そのお金でまた違うものを買う、そういう素敵なモノの橋渡しの場がリサイクルショップなので、大いに活用していただきたいと思いますね。

お客様に喜んでいただく それが私の喜び

私はとにかく人と接するのが大好きなんですね。お客様と一対一で会話をしながら、そのお客様が想い出の品をお買取したり、いい買い物で満足して帰られる、その姿を見るのが生き甲斐といってもいいかもしれません。和気藹々と商売抜きでも会話できる、別に何か買わなくても売らなくても、ここに来て楽しくおしゃべりができる。そこが大手のリサイクルショップとは違うところだと思っています。お客様は20代の方から70代の方までと幅広く、お店にいらっしゃるのは女性客がほとんどです。


この女性パワーがこれからの街の活性化には大切だと思います。かつてのオリオン通りの賑わいを私は知りませんが、最近は少しずつ活気が戻って来たように思います。私のお店も起点の一つになってたくさんのおしゃれで元気な女性が利用することで通りはもっと生き生きしますよね。そのためにも、ゆくゆくは違ったジャンルのお店を立ち上げることも考えております。

profile

東京都出身。縁あって大田原市、宇都宮市と移り住む。 リサイクルショップのFC「ラ・フェスタ」の一店舗と して平成17 年に開店。その後、「リッチ オリオン通 り店」としてリニューアルし、代表を務める。エステ ティックサロンの前は飲食店、テーマパークなどで働く など、とにかく人と接するのが大好き。「接客業は天職」