すみれ会

すみれ会 栃木県女性経営者100人

アドラーメディカル研究所
助産院・まごころサロン育児相談室

離職・退職理由の第一位!!人間関係のトラブルによる退職を防ぎ、〝働く喜びと誇り〟を感じる職場に

代表

まごころ 貴子

不完全な自分を認めたら見える世界が変わっていく

私は現在、助産師・アドラー心理学の研修講師として、子育て・夫婦の講座や企業・病院などへの研修、経営者との個人セッションを行っています。アドラー心理学は心を病んだ人向けではなく、一般的な対人関係全般を良くするための学問・考え方です。

もともと東京の総合病院で働いていた私は、助産師の仕事を天職と思っていましたが、結婚相手は僻地への転勤を繰り返す事が決まっていたために私が退職し、子どもを3人連れて栃木に来ました。専業主婦になり、夫婦関係や子育てにも悩み、沢山のセミナーに参加していたとき、アドラー心理学に出合いました。

その頃の私は「私さえ我慢すれば良い」と考えていましたが、アドラー心理学は自分を大事にすることを教えてくれました。不完全な自分を認められたら、子どもの不完全さを、なんて頑張っているのだろう」と思えるようになりました。すると、そんな私の変化からか、子供達が激的に変わり、夫婦関係や親との関係までも、変わっていったのです。「この心理学に基づいた子育てや考え方を、世の中の人達が知る事が出来たら、どれだけ救われるだろう」と思い、資格を得て講座を開くようになりました。命の現場を見てきた助産師として伝えたいのは、毎日無事に過ごすだけで、皆さんはどれだけの愛を注いで来ているのかということ。ご自分の中にある愛情に気づくお話をしていると、お母さんたちの多くは、涙を流し、ご自分の心を洗っていきます。最後には子どもへのイライラが愛しさに変わって、笑顔で「早く子どもに会いたい」と言って頂くことも多いんですよ。

 現在は更に助産師としての信頼の上に出来る、女性のための男性性を理解しながら学ぶ夫婦の講座も人気です。

働く人の悩みはほぼ対人関係に起因する

座の他に、企業や病院で働く人に向けた研修にも力を入れています。働く人の悩みは、ほぼ対人関係によるもの。例えば「休みが少ないから仕事をやめる」と言われたら、一見、労働条件の悩みだと思いますね。しかし、よくよくそこを紐解いていくと、休みが少ないことで家族との関係が悪くなったり、その事や勤務条件について職場で相談出来る人がいない事で、退職に至るまで抱え込んでしまうなど、最後は対人関係の悩みにつながるのです。東京の総合病院でも僻地のクリニックでも、組織の大小に関わらず働く人の悩みはやはり、〝対人関係〟でした。私は企業や病院にアドラー心理学を取り入れたら、対人関係に起因する退職はかなり防げるのではないかと思っています。

 人は何かに悩むと、つい【 原因 】を追求しがちですが、そこに、本当は〈ポジティブ〉な 〜こうありたい〜という【 目的 】があるという捉え方が出来るようになると、生き方を変えられます。例えば「部下が自分から動こうとしない!気づかない!」とイライラ怒鳴ってばかりの人がいるとします。そんな時は、つい、「今時の若者は〜」とか、「これまで何をやって来たんだ!!」と、相手を責めたり、時には怒ってばかりいる自分に嫌気がさしたりしませんか?これは、正に【原因論】的な考えです。しかし、その人の行動を、なんのために〜と、【目的論】に当てはめて探ってみると、その人が怒鳴るのは「部下を早く自立させたい」「業績を上げて会社へ貢献したい。出世したい」という 期待・〈ポジティブ〉な思いに気づけますね。では その目的の為にはどうする事が一番良いだろう〜という発想になり、怒鳴って指導するという【行動】が、かえって相手を萎縮させ、裏目に出ているのでは?と気付けるかもしれません。

 まごころの研修メニューには、この様に実例に沿ったテーマで、辛いときに自分を勇気づける方法や、見方そのものを変えて行くカリキュラム等たくさんあります。そしてその気づきを【行動 】を変えていく研修内容となっているため、職員が研修を受けた経営者様からは、「一回目の研修でこんなに変わるなんて」や「スタッフが自分から動くようになった」と好評を頂いております。これからも職場の人間関係を改善する事で、チーム力の向上、一体化となり、結果として、組織の利益も上がり、より明るい職場として働ける。そんなベクトルを作っていきます。 職場で一人の退職者が出れば、求人や研修等、多額の費用とエネルギーがかかりますね。今いる職員への研修は、人を育てる喜びと共に会社にとっては投資であり、社会への貢献と捉えて頂けたらと思います。

倒産を見たからこそ経営者の心を救いたい

現在、経営者とご家族の心をサポートする「ハート リリーフプログラム」を始めました。私の父は自衛隊を結婚退職(笑)後、裸一貫からスタートし、建設事業の会社を営む経営者でした。順調に規模を大きくしていましたが、私が24〜25歳の頃、会社が倒産。その際に、借金をしてでも従業員の給料を払う父の姿や、その事を家族にさえ話さずにいる姿から、経営者故の孤独と不安や責任の重さを感じました。そして、みるみる痩せていく母の姿から、家族もまた、人に言えない苦しみを抱えることを痛感いたしました。多額の保険金をかけ、最後の社員旅行に行く父を見送りながら、「もうこの人は帰ってこないかもしれない」と過ぎり、両手を握って涙を浮かべながら「お父さん、必ず帰ってきてね」と伝えたことを覚えています。

そのような経験からも、カウンセラーになる前から、ずっと経営者の心を救うお手伝いをしたいと思っていました。当研究所には心療内科の顧問医師もいますので、心だけでなく体の面で困ったときにも、診療を受けるかのご相談もできます。どなたも肩書きという鎧を降ろし、いつの日か〝まごころ温泉〟と呼ばれるようになった私の講座や個人セッションで疲れを癒し、勇気と元気とヤル気と決意を胸に職場や家庭に戻っていただけたらと思います。

profile

東京都出身。東京都立医療技術短期大学 助産学専攻科修了。助産師。 アドラーカウンセラー。アドラー心理学トレーナー。国立病院機構  栃木医療センター付属看護学校非常勤講師。助産師として延べ数千人 の女性への周産期ケア、保健指導に携わる。栃木県内にまごころサロ ン育児相談室(助産院)開院。2016 年11 月、栃木県教育委員会後 援の教育講演会でアドラー心理学の権威・岩井俊憲先生と共演。 家族は夫と高校生の長女・次女、中学生の長男。