すみれ会

すみれ会 栃木県女性経営者100人

C.K. コンサルティング&コーチング

多様性を生かし 「とちぎ」を働く女性が輝く県No.1に

代表

近藤 千園

多様性は強み

「多様性とは個々の違いを尊重すること」。私の半生にはそんな多様性の素晴らしさを教えていただいた、たくさんの人との出会いがありました。親戚の女性経営者の事業継承や、さまざまな経営者を身近に見て育ち、人生を謳歌しながら働く多様な人たちの生き方が、幼い頃から私の脳裏に焼き付いていました。


大学でマーケティングを学んだ後、就職した大手流通企業の上司や、商品開発コンサルティング会社の社長、企業の上海進出のコンサルティングでの協力会社など「視点を変えてくれた人達」との出会いは多様性の重要さをさらに実感する機会になりました。


中国でビジネスコンサルティングを行っていたとき、相手をわかろうとする、相手のやり方を認める、そして伝えたい思いがあれば方法は必ずある、ということを痛感する毎日でした。異国の価値観や商習慣に触れると共に、女性はもちろん、多国籍の人々がハツラツと働く姿を目の当たりにして「多様性は弱さではなく強みである」という思いを新たにしたのです。

起業とライフイベント、 そして第二創業

中国から帰国し、2 0 0 7年に当時住んでいた埼玉で「C . K . コンサルティング&コーチング」を開業しました。しかし、その時が一番自分の中では中途半端で苦しい時期でした。結婚も出産も視野には入れていましたが、パートナーの状況や周囲の環境が整わず、アクセルとブレーキのバランスが取りにくい状態でした。実際は消去法のように選んだ「起業」の選択でしたが、やろうという気持ちが少しでもあるなら、今やれることを、やれるやり方でやってみようと考えたことが一歩を踏み出すきっかけになりました。


そして翌年以降、結婚、栃木への引っ越し、出産とライフイベントが目白押しになり、2011年には栃木での第二創業を始め、新たなスタートを切りました。その際に【働く女性が輝く県No. 1「とちぎ」】構想を創案したのです。

働く女性の応援団として

この構想は、企業の中で一番身近な多様性である女性の活躍推進が企業の戦略になるという考えをベースにしています。多様性を尊重し合える職場づくりは、個人の幸せ( やりがい・充実) と会社の発展・成長の両方が実現でき、結果的に地域の発展にも貢献するというものです。それを現実のものにするために、社内ヒアリングから始まる職場づくりコンサルティングで、ワークライフバランスセミナー、各種研修、フォローアップコーチングなど多彩なスタイルの企業支援を行っています。


企業の課題・要望に合わせたプランを提案し、社員の方々が自ら目標を設定し実践。その中で女性を始め多様な人財が活躍し、企業が成長・発展する過程を見させていただけるのはこの仕事の醍醐味です。沈滞した空気が流れていた社内に、明るいあいさつと活発な空気が満ちるようになったとき、とてもやりがいを感じます。コンサルティング終了後も、組織に意識が根付き、継続できる仕組みを提供しています。


今後は団塊世代が老齢期を迎え、大介護時代が訪れます。優秀な人財の確保は企業にとっては急務の課題。職場づくりの要請は高まっていくと思われます。


知り合いゼロの土地でのスタートでしたが、商工会の新入社員教育講座などは、今ではリピート率が95% に達しています。女性が経営者や管理職であることが当たり前な世の中を目指し、「多様性は強み」になることをさらに発信していきたいです。5年後には働く女性が輝く県No. 1「とちぎ」であることを目指し、10年後には「とちぎ」モデルを他の地域へと広げていきたいと思っています。


趣味は仕事です。人と出会うこと、日々学び成長することが趣味であり、仕事にもつながり、相乗効果を生むのが起業人の良いところです。そして充実した毎日を送ることができるのは家族の支えがあるからこそ。お互いにニコッと笑い合える日々の暮らしを共にする夫と8歳の娘は、私の強力な応援団です。

profile

栃木県商工会連合会委嘱エキスパート
(財)栃木県産業振興センター登録専門家
(一財)生涯学習開発財団 認定コーチ
(株)ワーク・ライフバランス 認定コンサルタント
群馬で幼少期を、茨城で大学時代、東京、埼玉、上海 で会社員時代を過ごし、現在は那須塩原市に在住。

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