すみれ会

すみれ会 栃木県女性経営者100人

Hagi エステティックサロン

仕事を通した人との出会いに導かれ ここにしかないエステの可能性に挑む

代表

萩原 萌水

Ficical+beauty =健康美 それを実現するための施術

 私の経営する〝Hagi エステティックサロン〟は、オープンから3年が経ち、少し不便な場所ではありますがおかげさまで予約のお客様が絶えません。ほとんどがリピーターの方です。

あまり宣伝もしていませんが、ご紹介や口コミでお客様が集まるのは、私のサロンがエステに陶板浴を取り入れた、栃木県では唯一のサロンだからです。陶板浴とは岩盤浴のようなものと思われがちですが、実際にはまったく違うものです。

陶板浴の茶色のタイルは、珪藻土やミネラルなどの材料を練りこんで焼いた特殊なものですが、これらの素材には『活性酸素』を除去する抗酸化力があるといわれています。お客様にはこの陶板を敷いた浴室で、最初に1時間程度、ゆっくりと体を温めていただきます。温度は40℃前後で湿度は20%程度、汗をかいても体がかゆくなるような嫌な汗ではなく、サラッとしてやがて肌がしっとりとしてきます。人間の体にもさまざまな悪影響を与えるという『活性酸素』を除去すると、細胞が活性化し免疫力が高まることは科学の世界でも立証されていることです。浴室だけではなく、施術室や廊下などすべての壁に陶板と同様の抗酸化物を含んだ特殊塗料が吹き付けてあります。サロン全体が抗酸化作用の高い造りになっているのです。サロンの待合室に、1年ほど前から生肉と生卵を空気にさらした状態で置いてあるのですが、腐敗せず、匂いも発しません。リンゴの切り口も黒くなりませんし、ピンクのバラも枯れずに長持ちします。

 陶板浴の後は、リンパマッサージを含めたエステの施術を行います。お客様が心も体もくつろいで、ストレスを流し去り、明るい笑顔で帰って行かれるのをみると、仕事のやりがいを感じます。このサロンは健康目的の方も多いのですが、ご縁があって出会った方に、心地よい時間をさしあげたいといつも考えています。私の母は糖尿病ですが、ここで毎日陶板浴をしていたところすっかり血糖値が下がったと喜んでいます。

がむしゃらに働いた日々 今に至る道は自ら拓いた

 私は高校卒業後、上京して和裁の専門学校で学びました。地元で就職するのを望んだ両親の反対を押し切ったため、住み込みで働きながら学べる学校を選びました。毎日一枚着物を縫ってお給料をいただきながら、4年間で和裁技能士の国家資格を身につけました。

卒業してまもなく結婚。宇都宮で家事や子育ての傍ら和裁の仕事を続けていましたが、時代の流れで和裁の仕事がなくなると、さまざまなパートも体験しました。何事も経験とキャディ、パン屋、とんかつ屋などけっこうきつい仕事も自転車通勤でがんばりました。ステーキ店では若い奥さんがソムリエの資格を取ってがんばる姿を見て、自分ももっと何かやれるのではないかと思うところがあったのです。

 通っていたエステサロンの先生の紹介で化粧品の販売を始め、この化粧品会社の販売員向けのエステの研修を受け、施術台とスチーマーを揃え、自宅の一角で最初のサロンを始めました。しかし「売らなきゃ」と売ることばかりに集中してしまい、安い値段設定にしたこともあって商売としてはなりたたない、主婦の趣味のような状態でした。仕事はうまくいっていませんでしたが、自分の対する投資は惜しまない、というモットーは守っていました。東京のビジネスセミナーに通い、さまざまな出会いのなかから陶板を扱う設備会社の社長と知り合ったことが大きな転機になりました。

エステと陶板浴のコラボはまだどこでもやっていませんし、何よりお客様の求めるものを与えることができる仕事だという閃きがありました。自己資金を準備し、設備会社のバックアップも受け、実家の二階をリフォームして新しいサロンを作ったのです。お客様のストレスを癒し、健康をサポートする場所とする。施術と陶板浴をメインに、従来の化粧品は商材のひとつとして扱うが販売利益は求めないという営業方針をたてました。2 時間余りで6 千円という価格もあってかお客様は着実に増えてきています。

長女は島留学を実行 そのバイタリティを見習う

私の長女は3 月まで、島根県の隠岐の島に島留学をしていました。進学の際も、自分で調べて決めたものです。「やると決めたらやる」という私の性格を受け継いだのでしょう。考え方や行動が帰省するたび、びっくりするほど成長していたのでたいへん刺激になりました。まだまだ負けていられません。

 近い将来の目標は、よりたくさんの方々に実感、体験してただくために、若いスタッフの教育、スキルアップに努め、宇都宮の町中に二号店をオープンすることです。

profile

芳賀町出身。セラピスト。高校卒業後上京、和裁の専門学校に進み、国 家資格である和裁技能士を取得。結婚後は宇都宮市で家事、子育ての傍 ら和裁の仕事に従事。その後、自宅の一角でエステサロンをオープン。 やがて陶板浴との出会いをきっかけ2014 年8月、栃木県では初めてと なる陶板浴とエステをコラボさせた新たなサロンを芳賀町にオープンさ せた。家族は夫と現在は、専門学校生、高校生、小学生の三人の子。

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